Shopifyアプリのおすすめ30選|もう迷わない!目的別の選び方と必須アプリを徹底解説

Shopifyでストアを立ち上げたものの、「次にどんな機能を追加すればいいんだろう」「たくさんあるShopifyアプリの中から、自社に本当に合うものはどれだろう」と悩んでいませんか。費用をかけて導入したのに効果が出なかったらどうしよう、という不安を感じる方も少なくないのではないでしょうか。
その迷いの多くは、Shopifyアプリストアに10,000を超える膨大な選択肢があることに起因します。情報が多すぎる結果、明確な選定基準を持てずに何となくで選んでしまい、結局は無駄なコストや時間だけがかかってしまうケースは珍しくありません。
Shopifyアプリの失敗しない選び方の基本から、売上向上や業務効率化といった目的別のおすすめ必須アプリ、そして導入後の注意点まで、ストア運営を加速させるために必要な知識を網羅的に解説します。
この記事の結論 まずは解決したいビジネス課題を「売上向上」「業務効率化」「顧客体験向上」のどれか1つに絞り込むことが重要です。 |
そもそもShopifyアプリとは?ストア運営に欠かせない理由
Shopifyアプリとは、Shopifyストアに新しい機能を追加し、ビジネスを拡張するためのツールです。
スマートフォンのアプリを追加して自分好みにカスタマイズするように、Shopifyストアもアプリを導入することで、標準機能だけでは実現できない多様な機能を追加できます。
Shopifyの公式アプリストア(Shopify App Store)には、2024年時点で10,000を超える多種多様なアプリが存在します。
これらのShopify appsを戦略的に活用することで、主に以下の3つのメリットが得られます。
- 売上向上:アップセルやクロスセル、レビュー機能の追加で顧客単価や転換率(CVR)を高めます。
- 業務効率化:注文管理や在庫連携、顧客対応などを自動化し、手作業にかかる時間を大幅に削減します。
- 顧客体験向上:ポイントプログラムやチャットサポート、詳細な配送日時指定などを導入し、顧客満足度とリピート率を高めます。
つまりShopifyアプリは、ストアの成長に合わせて必要な機能を後から追加できる、ビジネスの成長に不可欠な存在なのです。
Shopifyアプリ導入で失敗しないための3つの選び方
数多くの選択肢の中から自社に最適なShopifyアプリを見つけ出すには、明確な基準を持つことが重要です。
ここでは、アプリ導入で失敗しないための3つの選び方を解説します。
このポイントを押さえるだけで、アプリ選びの精度が格段に上がります。
1. まずは自社の課題と目的を明確にする
最も重要なのは、「何のためにアプリを導入するのか」という目的をはっきりさせることです。
「人気だから」「便利そうだから」という理由だけで導入すると、使わない機能にコストを払い続けることになりかねません。
まずは、あなたのストアが抱える課題を具体的に洗い出しましょう。
- 「カゴ落ちが多くて、売上の機会を逃している」
- 「リピート顧客がなかなか増えない」
- 「問い合わせ対応に時間がかかりすぎている」
- 「SNSからの集客を強化したい」
このように課題が明確になれば、「カゴ落ち対策アプリ」「ポイント機能アプリ」「チャットボットアプリ」など、探すべきアプリの種類が自ずと見えてきます。
課題を起点に考えることが、最適なapp shopifyを見つけるための第一歩です。
2. 料金プランと費用対効果(ROI)を確認する
Shopifyアプリには、無料で利用できるものから高機能な有料プランまで様々です。
料金プランを確認する際は、月額料金だけでなく、その投資によってどれだけのリターンが見込めるか、費用対効果(ROI)の視点を持つことが大切です。
例えば、月額30ドルのカゴ落ち対策アプリを導入し、月に10万円の売上改善が見込めるなら、それは非常に価値のある投資と言えます。
多くの有料アプリには無料プランやトライアル期間が設けられています。
まずは気軽に試してみて、自社のストアで本当に効果が出るかを見極めてから本格導入を検討するのが賢明な進め方です。
なお、Shopify本体の料金プランは米ドル建てで設定されており、為替レートによって変動する点も覚えておきましょう。
3. 日本語対応とサポート体制、レビューをチェックする
特に海外製のアプリを導入する場合、日本語への対応レベルとサポート体制の確認は必須です。
チェックすべきは以下の3点です。
- 管理画面(UI):設定画面が日本語に対応しているか。直感的に操作できるかは日々の運用効率に直結します。
- マニュアル:日本語のヘルプページやマニュアルが整備されているか。困ったときに自己解決できるかは重要です。
- 問い合わせ:日本語で問い合わせが可能か。メールだけでなく、チャットなどリアルタイムで相談できる窓口があるとさらに安心です。
また、Shopifyアプリストアのレビューも必ず確認しましょう。
全体の評価だけでなく、最新のレビューや低評価のレビューに目を通すことで、「自社と同じような環境で不具合が起きていないか」「サポートの対応は誠実か」といったリアルな情報を得ることができます。
【目的別】Shopifyストア運営におすすめの必須アプリ
ここでは、多くのストアで導入実績があり、成果につながりやすい定番のShopify おすすめアプリを、5つの目的別に厳選して紹介します。
あなたのストアの課題解決に直結するアプリがきっと見つかるはずです。
1. 売上アップ・コンバージョン改善に貢献するアプリ
直接的な売上向上やCVR(転換率)改善を目指すなら、顧客の購買意欲を高める機能の追加が有効です。
実際に、レビューアプリの導入でコンバージョンが8%向上したり、カゴ落ち対策とLINE連携でCVRが150%改善したという事例も報告されています。
- レビュー・UGC活用アプリ:購入者のレビューやSNS投稿(UGC)をサイトに掲載し、信頼性を高めて購入を後押しします。
- アップセル・クロスセルアプリ:商品購入時やカート内で、関連商品やより上位の商品をおすすめし、顧客単価の向上を狙います。
- カゴ落ち対策アプリ:カートに商品を入れたまま離脱した顧客に対し、メールやLINEでリマインド通知を送り、購買を促します。
- Web接客・ポップアップアプリ:クーポン配布やセール情報をポップアップで表示し、離脱を防ぎコンバージョンを高めます。
2. 集客力(SEO・広告)を強化するアプリ
どれだけ良い商品やストアを作っても、お客様が訪れなければ売上にはつながりません。
新規顧客を獲得するために、ストアへの集客力を高めるShopify applicationの導入を検討しましょう。
- SEO対策アプリ:画像の最適化やメタ情報の設定、ページの表示速度改善などを自動で行い、検索エンジンからの評価を高めます。
- SNS連携アプリ:InstagramやFacebookの商品フィードを自動で作成・連携し、SNSからの流入と購入をスムーズにします。
- 広告連携アプリ:Googleや各種SNS広告との連携を強化し、広告の成果測定や最適化を効率的に行います。
- ブログ機能拡張アプリ:標準のブログ機能を見やすく、SEOに強いレイアウトにカスタマイズし、コンテンツマーケティングを支援します。
3. 顧客体験(CX)とLTVを向上させるアプリ
新規顧客の獲得コストが高まる中、既存顧客との関係を深め、LTV(顧客生涯価値)を高めることの重要性は増しています。
顧客に「またこの店で買いたい」と思ってもらうための仕組みを作りましょう。
- 定期購入(サブスクリプション)アプリ:消耗品や食品などに定期購入モデルを導入し、安定した収益と顧客の囲い込みを実現します。
- ポイント・会員ランクアプリ:購入金額に応じてポイントを付与したり、会員ランク制度を設けたりして、リピート購入を促進します。
- チャットサポートアプリ:サイト上にチャット窓口を設置し、顧客の疑問にリアルタイムで回答することで、購入前の不安を解消し満足度を高めます。
- ギフト・プレゼント機能拡張アプリ:ギフトラッピングやメッセージカード、ソーシャルギフト(eギフト)機能を追加し、プレゼント需要に応えます。
【応用編】Shopify Flowでアプリ連携を自動化しよう Shopifyの「ショッピファイ」プラン以上で利用できる「Shopify Flow」というアプリを使えば、複数のアプリやストアの機能を連携させたワークフローを自動化できます。 例えば、以下のような作業をプログラミング知識なしで実現可能です。
複数のアプリを組み合わせることで、手作業を減らし、より高度なマーケティング施策や顧客対応が可能になります。アプリの導入に慣れてきたら、ぜひShopify Flowの活用も検討してみてください。 |
4. ストア運営の業務を効率化するアプリ
売上が伸びるほど、注文処理や在庫管理、問い合わせ対応といったバックオフィス業務は煩雑になります。
日々の手作業を自動化・効率化するアプリを導入し、より戦略的な業務に集中できる時間を創出しましょう。
- 注文管理・CSV出力アプリ:複雑な条件での注文データ抽出や、外部システムと連携するためのCSVフォーマットのカスタマイズを可能にします。
- 在庫連携アプリ:複数のECモールや実店舗を運営している場合に、各チャネルの在庫情報を一元管理し、売り越しを防ぎます。
- 納品書・領収書カスタマイズアプリ:日本の商習慣に合わせたデザインの納品書や領収書を簡単に作成・印刷、またはPDFで自動発行します。
- 予約販売アプリ:入荷前の新商品や受注生産品などの予約販売を簡単に設定・管理できます。
5. 日本の商習慣に対応するためのおすすめアプリ
海外発のプラットフォームであるShopifyを日本市場で最適化するためには、日本の顧客が「当たり前」と感じる機能を追加することが不可欠です。
これらの機能は、顧客満足度に直結し、競合ストアとの差別化にもつながります。
- 配送日時指定アプリ:購入者が希望する配送日時をカート画面で指定できるようにします。日本のECでは必須とも言える機能です。
- ギフト(のし・ラッピング)対応アプリ:のしや水引の種類、名入れ、複数配送先への対応など、日本独自の細かいギフト設定を可能にします。
- 決済方法追加アプリ:コンビニ決済や後払い、スマホ決済(PayPayなど)といった、クレジットカード以外の決済手段を追加します。
- 住所入力補助アプリ:郵便番号を入力するだけで住所が自動補完される機能を追加し、入力の手間を省き、入力ミスを防ぎます。
Shopifyアプリを導入する際の注意点
Shopifyアプリは非常に強力なツールですが、導入にあたってはいくつかの注意点があります。
メリットだけでなく、潜在的なリスクと対策を知っておくことで、より安心してアプリを活用できます。
アプリの入れすぎはサイトの表示速度に影響する可能性
Shopifyアプリを導入すると、ストアのテーマにJavaScriptやCSSといったコードが追加されます。
多くのアプリを導入しすぎると、これらのコードが積み重なり、サイトの表示速度が低下する可能性があります。
サイトの表示速度は、ユーザーの離脱率やSEO評価に直接影響する重要な要素です。
対策として、導入するアプリは本当に必要なものだけに絞り込むことが重要です。
「あったら便利そう」程度のアプリは避け、明確な目的があるものだけを厳選しましょう。
不要になったアプリは必ずアンインストールする
トライアルで試したアプリや、効果が出なかったアプリがそのままになっていませんか。
不要になったアプリは、管理画面で「無効化」するだけでなく、必ず「アンインストール(削除)」してください。
アプリを無効化しただけでは、テーマに追加されたコードの残骸が残ってしまうことがあります。
この不要なコードが、将来的にサイトの表示不具合やパフォーマンス低下の原因になる可能性があるためです。
定期的に導入しているアプリを見直し、使っていないものは完全に削除する習慣をつけましょう。
まとめ
Shopifyアプリは、やみくもに導入するのではなく、自社の課題を解決するための「ツール」として戦略的に選ぶことが成功の鍵です。
この記事で解説した、失敗しないための3つの選び方をもう一度振り返りましょう。
- 自社の課題と目的を明確にする
- 料金プランと費用対効果(ROI)を確認する
- 日本語対応とサポート体制、レビューをチェックする
まずはあなたのストアが抱える最も大きな課題を一つだけ特定し、それに対応するShopify おすすめ アプリを探してみてください。
多くのアプリには無料プランやトライアル期間があります。
失敗を恐れず、まずは気軽に試してみることから始めましょう。
正しい選び方と注意点を押さえれば、Shopifyアプリはあなたのビジネスを大きく成長させる力強い味方になります。
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