Shopifyにログインできない?原因別の対処法をわかりやすく解説

Shopifyにログインできない?原因別の対処法をわかりやすく解説

「急いで注文を処理したいのに、Shopifyの管理画面にログインできない」「設定したはずのパスワードがわからない」「エラーメッセージが表示されて先に進めない」——そんな状況で焦りを感じていませんか。

Shopifyへのログインは日々の業務の入り口ですが、管理画面のURLをブックマークし忘れたり、複数のパスワードを管理する中で情報を混同してしまったりと、意外なところでつまずきがちです。その結果、本来の業務が完全に止まってしまい、大きなストレスの原因になってしまいます。

このようなログインに関するあらゆる問題を即座に解決できるよう、基本的なShopifyのログイン方法から、原因別の具体的な対処法、そしてチームで安全に運用するための知識までを網羅的に解説します。

この記事の結論

Shopify管理画面のログインURLは「https://[あなたのストア名].myshopify.com/admin」です。すぐにブックマークしましょう。
パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から慌てずに再設定手続きを行ってください。
エラーでログインできない場合、まずはブラウザのキャッシュクリアやシークレットモードでのアクセスを試してください。
2段階認証でログインできない場合は、設定時に保存した「復旧コード」が必要です。事前に安全な場所に保管しておきましょう。
複数人で利用する際は、情報漏洩を防ぐため、必ず「スタッフアカウント」を発行し、業務に必要な最小限の権限を設定してください。

まずは確認!Shopify管理画面への基本的なログイン方法

Shopifyにログインできないと焦る前に、まずは基本的なログイン手順を再確認しましょう。

普段何気なく行っている操作でも、思い違いをしている可能性があります。

ここでは、パソコンとスマートフォンそれぞれの基本的なShopifyのログイン方法を解説します。

1. パソコン(PC)からログインする手順

多くのストアオーナーや担当者が利用する、パソコンのブラウザからのログイン手順は以下の通りです。

  1. Shopifyのログイン画面にアクセスします。
  2. 登録したメールアドレスを入力します。
  3. 「次へ」をクリックし、パスワードを入力します。
  4. 「ログイン」ボタンをクリックすると、管理画面(ダッシュボード)が表示されます。

非常にシンプルな手順ですが、この最初のステップでつまずくケースが少なくありません。

2. スマートフォン(スマホ)からログインする手順

外出先での注文確認や在庫管理に便利な、スマートフォンからのログイン方法です。

スマホアプリを利用する場合と、ブラウザを利用する場合の2通りがあります。

【Shopify公式アプリを利用する場合】

  1. App StoreまたはGoogle Playから「Shopify」アプリをインストールします。
  2. アプリを起動し、「ログイン」をタップします。
  3. 登録したメールアドレスを入力し、パスワードを入力してログインします。

【スマートフォンのブラウザを利用する場合】

手順はパソコンの場合と同様です。

スマートフォンのブラウザ(SafariやChromeなど)でShopifyのログイン画面にアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力してください。

自分のShopifyストアのログインURLがわからない場合

Shopifyの管理画面にログインするためのURLは、基本的には以下の形式になっています。

https://[あなたのストア名].myshopify.com/admin

この「ストア名」の部分は、Shopifyに登録した際に設定したものです。

このURLをブラウザにブックマーク(お気に入り登録)しておくと、毎回検索する手間が省けて非常に便利です。

もしストア名を忘れてしまった場合でも、心配は無用です。

Shopifyの公式サイトにあるログインページ(shopify.com/login)にアクセスし、「ストアを検索する」から登録メールアドレスを入力すれば、あなたのストアを見つけることができます。

Shopifyにログインできない!よくある5つの原因と対処法

基本的な手順を確認してもShopifyにログインできない場合、何らかの問題が発生している可能性があります。

しかし、ご安心ください。ログインできない問題のほとんどは、原因を特定すれば解決できます

ここでは、よくある5つの原因とその具体的な対処法を解説します。ご自身の状況に当てはまるものから確認してください。

原因1. パスワードを忘れてしまった

最も多い原因が「パスワード忘れ」です。

複数のサービスを利用していると、パスワードを忘れてしまうことは誰にでも起こり得ます。

その場合は、以下の手順でパスワードを再設定しましょう。

  1. Shopifyのログイン画面でメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
  2. パスワード入力画面の下にある「パスワードをお忘れですか?」をクリックします。
  3. 登録したメールアドレスを入力し、「パスワードをリセットする」をクリックします。
  4. Shopifyからパスワード再設定用のメールが届きます。
  5. メール内のリンクをクリックし、画面の指示に従って新しいパスワードを設定してください。

メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っていないか確認してみましょう。

原因2. 2段階認証がうまくいかない・認証デバイスを紛失した

セキュリティ強化のために設定した2段階認証が、ログインの障壁になることがあります。

例えば、認証コードを生成するスマートフォンを紛失したり、認証アプリが正常に動作しなかったりするケースです。

このような万が一の事態に備えて、Shopifyでは「復旧コード」が用意されています

2段階認証を設定した際に、10個の復旧コードが表示されたはずです。このコードを印刷または安全な場所に保存していれば、認証デバイスがなくてもログインできます。

ログイン画面で「別の方法でログイン」を選択し、「復旧コードを使用する」からコードを入力してください。

一度使用した復旧コードは無効になるため、ログインできたら新しい復旧コードを再生成し、必ず安全な場所に保管し直しましょう。

【最重要】復旧コードは命綱!必ず安全な場所に保管しよう

2段階認証の復旧コードは、スマートフォン紛失時などにアカウントへアクセスするための唯一の命綱です。

設定時に表示されたコードは、以下の方法で必ず保管してください。

  • 印刷して、自宅やオフィスの金庫など物理的に安全な場所に保管する。
  • パスワード管理ツール(1PasswordやBitwardenなど)に安全なメモとして保存する。
  • 信頼できる家族と共有しておく。

スクリーンショットを撮ってデスクトップに保存したり、クラウドストレージにそのまま保存したりするのは、セキュリティ上推奨されません。オフラインでの保管を基本と考えましょう。

原因3. 登録したメールアドレスがわからない

パスワードだけでなく、そもそもどのメールアドレスでShopifyアカウントを登録したか忘れてしまうケースもあります。

その場合、まずは心当たりのあるメールアドレスの受信トレイで「Shopify」と検索してみてください。

Shopifyからの請求メールや通知メールが見つかれば、それが登録したメールアドレスです。

どうしても見つからない場合は、Shopifyのサポートに問い合わせる必要があります。

その際、本人確認のためにストアのURLや登録情報などを求められることがありますので、準備しておくとスムーズです。

原因4. アカウントがロック・凍結されてしまった

何度もログインに失敗したり、ストアの利用料金の支払いが滞ったりすると、セキュリティ上の理由からアカウントが一時的にロックまたは凍結されることがあります。

【ログイン試行回数超過によるロック】

短時間に何度もパスワードを間違えると、アカウントが一時的にロックされます。

このロックは通常、数時間で自動的に解除されます。時間を置いてから、再度正しい情報でログインを試みてください。

【料金未払いによる凍結】

Shopifyの月額利用料などの支払いが期日までに行われないと、ストアが凍結され、管理画面にログインできなくなります。

この場合は、Shopifyから送付されている請求メールの案内に従って未払い料金を支払うことで、凍結が解除されます。

原因5. 「何かがおかしいようです」などのエラーメッセージが表示される

特定の原因がわからないものの、エラーメッセージが表示されてログインできない場合は、お使いのブラウザ環境に問題がある可能性があります。

以下の対処法を上から順に試してみてください。

  • ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする: 古いデータが干渉している可能性があるため、一度クリアしてから再度試します。
  • シークレットモード(プライベートブラウジング)で試す: ブラウザの拡張機能などが影響していないかを確認できます。これでログインできれば、いずれかの拡張機能が原因です。
  • 別のブラウザやデバイスで試す: 特定のブラウザの問題か、あるいはShopify側のシステム障害かを切り分けることができます。
  • Shopifyの障害情報を確認する: まれにShopify側でシステム障害が発生していることもあります。「Shopify Status」ページで状況を確認できます。

これらの方法で、多くの一時的なエラーは解決することがあります。

知っておくと便利!Shopifyアカウントのログイン関連知識

日々の業務をさらに効率化するために、Shopifyアカウントのログインに関連する便利な知識を2つ紹介します。

トラブルシューティングだけでなく、より快適にストアを運営するためのヒントとしてご活用ください。

複数のストアアカウントをスムーズに切り替える方法

複数のShopifyストアを運営している場合、ストアごとにログアウトして再度ログインするのは非常に手間がかかります。

Shopifyには、この手間を解消する「ストア切り替え機能」が備わっています

管理画面の右上にあるストア名(アカウント名)をクリックすると、あなたがアクセス権を持つストアの一覧が表示されます。

ここから目的のストア名を選択するだけで、ログアウトすることなく瞬時に管理画面を切り替えることが可能です。

この機能を使えば、複数店舗の運営効率が格段に向上します。

毎回パスワードを入力せずにログイン状態を維持するには?

自分専用のパソコンで作業している場合、毎回パスワードを入力するのは少し面倒に感じるかもしれません。

多くのブラウザには、ログイン情報を記憶させる機能があります。

Shopifyのログイン画面で「このデバイスでは記憶する」といったオプションにチェックを入れたり、ブラウザのパスワード保存機能を利用したりすることで、次回以降の入力を省略できます。

ただし、この方法はセキュリティ上のリスクも伴います

公共のパソコンや他人と共有しているデバイスでは、絶対にログイン情報を保存しないようにしてください。情報漏洩の大きな原因となります。

【法人向け】チームで安全にShopifyアカウントを運用するポイント

個人での利用と異なり、法人としてチームでShopifyを運用する場合は、セキュリティと権限管理が極めて重要になります。

安易なアカウント共有は、将来的に大きなトラブルを引き起こす可能性があります。

ここでは、チームで安全にShopifyアカウントを運用するための必須ポイントを解説します。

1. オーナーアカウントの共有は絶対に避けるべき理由

ストアの全権限を持つ「オーナーアカウント」のログイン情報を、複数のスタッフや外部の制作会社と共有するのは絶対にやめてください

オーナーアカウントは、契約の変更やストアの閉鎖といった最も重要な操作ができてしまいます。

もし共有したアカウント情報が外部に漏洩した場合、ストアを乗っ取られたり、顧客情報を盗まれたりする最悪の事態も考えられます。

また、誰がどの操作を行ったのか履歴が追えず、問題が発生した際の責任の所在が不明確になるという運用上のリスクもあります。

2. スタッフアカウントを発行し適切な権限を付与する方法

チームで安全に運用するためのベストプラクティスは、「スタッフアカウント」の活用です。

Shopifyでは、オーナーとは別に、業務に必要な権限だけを付与したスタッフ用のアカウントを発行できます。

例えば、以下のような権限設定が可能です。

  • 商品登録担当者: 商品情報の閲覧・編集権限のみを付与する。
  • 受注処理担当者: 注文情報の閲覧・処理権限のみを付与する。
  • マーケティング担当者: マーケティング機能とレポートへのアクセス権限のみを付与する。

これにより、各担当者は自分の業務に関係のない情報にアクセスできなくなり、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます

なお、作成できるスタッフアカウントの数は契約プランによって異なります(例:ベーシックプランは2名、Shopifyプランは5名、アドバンスプランは15名)。

自社の運用体制に合わせて、適切なプランを選択し、必ずスタッフアカウントを発行して運用しましょう。

まとめ

Shopifyの管理画面にログインできないと、業務が止まってしまい非常に焦るものです。

しかし、今回解説したように、まずは落ち着いて原因を特定することが解決への一番の近道です。

パスワード忘れや単純なエラーであれば、パスワードリセットやブラウザのキャッシュクリアですぐに解決できます。

2段階認証でログインできない場合に備え、復旧コードを事前に安全な場所に保管しておくことの重要性もご理解いただけたかと思います。

そして、特にチームでストアを運営する場合は、オーナーアカウントの共有は避け、必ずスタッフアカウントを発行して適切な権限管理を行うことが、ストアの資産と信用を守る上で不可欠です。

これらの知識を活用し、日々のストア運営をより安全かつスムーズに進めていきましょう。

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