ShopifyはSEO対策に強い?必須項目とおすすめのアプリについて解説

ShopifyはSEO対策に強い?必須項目とおすすめのアプリについて解説

自社ECの運営を検討するにあたり、Shopifyは低コストかつ高機能のECプラットフォームとして注目を浴びています。しかしながら、自社ECには社内でマーケティング施策を実行しなければならないという課題が付きまといます。

SEO対策はECサイトのマーケティング戦略のひとつとして大変有効な施策ですが、具体的に何をすればいいのか、ShopifyでSEO対策はできるのか?情報検索している方も多いことでしょう。

この記事ではShopifyで行うべきSEO対策について、具体的な方法をご紹介します。

ShopifyにおけるSEO対策の必須項目

Shopifyで作成したECサイトでSEO対策をするにあたって、具体的にどのような項目について何をすればいいのかを説明します。

Shopifyストアのタイトルを最適化する

まずは、ShopifyストアのタイトルをSEO対策の観点から適切なものに設定しましょう。

Shopifyストアのタイトルは、次の理由から自社のECブランドに関連した情報を入力すべきです。

  • お客様が自社ECサイトに関連するキーワードを検索した際に、ストアページが正しくヒットするようになるから
  • Shopifyストアのタイトルが、検索結果上に表示される文字列になるから

 

よくある失敗事例としては、ストアページを「テスト」など仮称のままで放置してしまう例や、ブランド名ではなく会社名を設定してしまう例などがあげられます。

その他、ページタイトルはお客様が検索結果上で最初に見るテキストになるため、ブランド名に続く形でキャッチフレーズなどを入力しておくことも有効です。

メタディスクリプションなどページ情報を入力する

次に、ストアページや各商品ページのメタディスクリプションを必ず設定しましょう。

メタディスクリプションは、検索結果上ではページタイトルの真下に表示されます。お客様がページタイトルに次いで見るテキストなので、商品の説明文やブランドコンセプトについて表記しておくことが有効です。

メタディスクリプションの文字数に関しては検索結果上の表示領域の関係から、PCの場合は120文字程度、スマホの場合は60文字程度が推奨されていますが、大きく過不足がなければ細かい数字に拘る必要はありません。

商品画像のALTタグやファイル名などを正しく設定する

次に、商品画像のALTタグやファイル名を正しく設定しましょう。

ALTタグはページ内の画像が読み込まれなかった際に代わりとして表示されるテキストになったり、Googleが画像について理解する際に参照する情報です。

ALTタグには商品名やバリエーション名・その他関連する項目を含み、ファイル名は商品名に追加してそのバリエーションまで特定できる情報を設定することをおすすめします。

 

上記のKANADEMONOの商品の場合であれば、「KANADEMONOのウォルナット突板天板とマットブラックのスクエア鉄脚を組み合わせたシンプルモダンなテーブル」というALTタグが設定されています。

各ページへ構造化データの設定をする

次に、各ページに構造化データの設定を行います。

構造化データとは、各ページに対して設定する項目のことを指します。

構造化データを正しく設定していると、Googleがそのページに関する詳細な情報を検索エンジンに登録するようになり、結果的に「リッチリザルト」と呼ばれる形式で表示されるようになります。

 

例えば上記のKANADEMONOの例だと、THE TABLEというシリーズの商品の各カラーバリエーションがどれだけ評価されていて、いくらなのか検索結果上で確認できるようになっています。

Shopifyで構造化データを登録するためには、SEO ManagerPlug in SEOなどのアプリケーションを導入することをおすすめします。

canonicalタグとsitemap.xmlについて

次に、canonicalタグとsitemap.xmlについてです。

これらの項目はShopifyの全てのプランで、デフォルトで自動生成されるようになっています。

したがって御社側で特別に設定する必要はありませんが、知識として覚えておきましょう。

canonicalタグは、商品のバリエーションなど似たようなページが複数枚生成される場合において、親ページがどこにあるのかを明示するためのタグです。

Shopifyにおいては、子バリエーションの商品から親バリエーションの商品に対してcanonicalタグが設定されるようになっています。

sitemap.xmlとは、いわばストアページ全体の地図のようなものにあたります。Googleが検索エンジンにWebページを登録する際に参照されるファイルで、これを用意しておくことでECサイト上で公開した全てのページが正しく検索エンジンに登録されるようになります。

Shopifyにおいては、ページが新しく公開されたり、ページが更新されるたびに自動的にsitemap.xmlが更新されるようになっています。

ShopifyはSEO対策に強い?弱い?

ShopifyはSEO対策に強いプラットフォームです。

これまでに紹介したように、Shopify側がECサイトのSEO対策に必要な機能をデフォルトで用意しているからです。構造化データなど細かいテクニックについても、ベンダーが開発したアプリケーションを導入すれば対応できるため、ShopifyはSEO対策に強いECプラットフォームだと言えます。

Shopifyがデフォルトで対応しているSEO対策項目を具体的に上げると、以下の4項目になります。

  1. 編集可能なタイトルタグ、メタディスクリプション、およびページのURL
  2. すべての画像のalt属性が編集可能、カスタマイズ可能な画像ファイル名
  3. 自動で生成されるsitemap.xmlファイルとrobots.txtファイル
  4. 自動で生成されるcanonical URLタグ(重複コンテンツを防ぐため)

出典:SEOとは!?Shopifyで今すぐできる対策をご紹介!(Shopify公式サイト)

ShopifyでSEO対策を実行するために必要なもの

最後に、ShopifyでSEO対策を実行するために必要なものをご紹介します。

アクセスデータ分析のためのツールはもちろんですが、SEO対策を実行するための組織や予算も盤石な形で準備する必要があります。

自社ECを構築すると販売戦略としてのマーケティングが必要になりますが、企業の状況によって採択すべきマーケティング手法は千差万別です。

盲目的にSEO対策を検討するのではなく、目標達成のための最適な手段が他にないか、常に検討するようにすることをおすすめします。

Shopify Plus Partnersに認定されている弊社では、Shopifyを利用したEC展開を支援する事業を提供しております。

TUNAのEC缶には、マーケティング支援のラインナップもございますので、自社ECを運営していく上でマーケティング周りに不安があれば、お気軽にお問い合わせください!

SEO対策用のShopifyアプリケーション

ShopifyにはSEO対策を円滑に実行するためのアプリケーションが複数用意されています。

各ページに構造化データを設定したい場合であれば、SEO ManagerやPlug in SEOなどのアプリケーションが便利です。

いずれにしても、ECサイト内でSEO対策を行う上で足りないものを洗い出し、その機能をカバーできるアプリケーションを選ぶと良いでしょう。

Googleアナリティクスやサーチコンソールなど計測ツール

SEO対策が上手くできているかを判断するためには、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのアクセス解析ツールの導入が必要です。

アクセス解析ツールを導入しておけば、お客様がどのような経路でECサイトに来訪し、どのようなページから商品購買に至ったのか、詳細なデータ分析ができるようになります。

特に自社EC事業のリテンションを高める意味においては、アクセス解析ツールの活用が必須になります。まだ導入していないのであれば、データをためる意味でもとりあえず導入しておくことを推奨します。

ShopifyのSEO対策まとめ

ShopifyはECサイトに必要なSEO対策がデフォルトで設定されているプラットフォームです。

一言でSEO対策と言っても対応項目は大量にあるのが現実ですが、ECサイトの運営者として最低限設定すべき項目は以下の4項目になります。

  1. Shopifyストアのタイトルを最適化する
  2. タイトルタグやメタディスクリプションなどページ情報を入力する
  3. 商品画像のALTタグやファイル名などを正しく設定する
  4. 各ページへ構造化データの設定をする

SEO対策に必要な項目は管理画面内で設定できるようになっていますので、商品を登録したりコンテンツを追加するたびに設定漏れがないかどうかを確認しましょう。

TUNAのEC缶では、SEO対策に限らずECサイトの運営に必要なマーケティングを支援するパッケージが用意されています。これからShopifyの利用を検討されている方はもちろん、Shopifyを利用したマーケティング施策に課題があれば、ぜひ一度弊社の営業担当者までお問い合わせください!

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