ShopifyでCSVデータを活用すると、下記3つのデータのインポートやエクスポートが可能です。
- 商品データ
- 注文データ
- 顧客データ
ひとつずつそれぞれのデータを移そうと思うと、とんでもない時間を要します。そこでこの記事ではCSVを活用しての商品データ一括登録の方法や、エラーの対処方法について解説します。
ECプラットフォームをShopifyにリプレイスしたい、これまでの商品データを一括で登録したいとお考えの方はぜひ最後まで読んでタスク効率化にお役立てください。
ShopifyでCSVインポート/エクスポートできるデータは
Shopifyで、CSVを使ってインポートやエクスポートできるデータは下記の3つです。
- 商品データ
- 注文データ
- 顧客データ
これらのデータをどこからインポート・エクスポートできるか解説します。
商品データ
商品データは、管理画面の「商品管理」をクリックすると表示されます。商品管理ページ右上にある「エクスポートする」「インポート」ボタンからインポート・エクスポートを行えます。
コレクションや販売元、タグなどを利用して商品を絞り込むことができ、絞り込んだ商品データだけをエクスポートすることも可能です。「エクスポートする」をクリックすると下記のポップアップが表示されます。
それぞれの項目にある選択肢を選んで、「商品をエクスポートする」をクリックすればエクスポート完了です。「インポート」をクリックすれば商品データのインポートを行えます。
商品データのインポートについては後ほど詳しく説明します。
注文データ
注文データは管理画面の注文管理をクリックすると表示できます。表示された注文管理右上に「エクスポートする」のボタンがあるので、クリックすればエクスポートを行えます。商品管理と同じように、注文日や決済日でデータを絞り込んでのエクスポートが可能です。
「エクスポートする」をクリックすると上記ポップアップ画面が表示されます。それぞれの項目の選択肢を選び「注文をエクスポートする」をクリックでエクスポート完了です。
ただ、Shopifyのデフォルト機能に注文データのインポート機能はありません。注文データをインポートする場合はアプリが必要になります。
顧客データ
顧客データは管理画面メニューの「顧客管理」を選べば表示できます。表示された顧客管理ページ右上に「エクスポート」「インポート」のボタンがあり、クリックで顧客データのインポート・エクスポートを行えます。
顧客データも他データと同様に、セグメントで絞り込んだデータのみをエクスポートすることが可能です。
「エクスポート」をクリックすると上記ポップアップが表示されます。項目の選択肢をそれぞれ選び、「顧客をエクスポートする」をクリックでエクスポート完了です。「インポート」を選択すれば、顧客データのインポートを行えます。
ShopifyストアにCSVをインポートし商品データを一括登録する方法
ここからはShopifyストアにCSVをインポートしての商品データ一括登録方法を解説します。
- CSVファイルのダウンロード
- CSVに商品情報を入力
- Shopify上にCSVをインポート
1. CSVファイルのダウンロード
Shopifyには商品登録に用いることが可能なサンプルCSVファイルが用意されています。ダウンロードすれば、テンプレートして活用可能です。
ダウンロード時にはサンプル商品がひとつ、バリエーションが2種類含まれています。サンプル商品の情報は削除してからテンプレートとして使用しましょう。
2. CSVに商品情報を入力
続いて商品情報の入力を行います。
ShopifyのCSV商品登録の項目は下記の通りです。かなり項目は多いですが、入力が必須とされているのは新規登録の場合は「Title」のみ、既存商品のデータ更新の場合は「handle」と「Title」の2つとなります。
サイズや色などバリエーション展開がある商品の登録
サイズや色のバリエーションが複数ある商品は、用意しているサイズや色の数だけCSVのデータ行を入力する必要があります。例えばサイズが3種類、カラーが2色の場合は、3サイズ×2色で6行の入力を行います。
最初に登録する商品がメイン扱いとなるため、必要な項目やメインとなる画像URLは最初の行に入力します。以降のバリエーション登録については、TitleやBodyなど同じ商品で共通する項目の入力は必要はありません。サイズや色など入力が必要な項目のみ入力します。
商品画像を複数用意したい場合
商品に複数の商品画像を用意したい場合は、画像の数だけCSVデータ行を入力する必要があります。
最初の行に必要な情報の入力を行います。以降の行はHandleとImage Src、Image Positionの入力を行います。Handleには最初の行に入力した内容と同じものを入力しましょう。
先述したバリエーション展開のある商品に画像も入力しておけば、バリエーション画像の登録が可能です。
3. Shopify上にCSVをインポート
作成したCSVファイルをインポートします。管理画面で商品管理を選び、画面右上に表示されるインポートをクリックしましょう。すると、下記ポップアップが表示されます。
「ファイルを追加」をクリックし、該当のCSVファイルを選択します。その後「アップロードとプレビュー」をクリックしましょう。
ちなみに、CSVファイルサイズの上限は15MBです。このサイズを超える場合は、データを分割して登録する必要があります。
ShopifyからのエクスポートCSVの文字化け対処法
Shopifyからエクスポートしたデータの文字化けや商品データCSVをインポートした際文字コードエラーが出る場合は、一度Googleスプレッドシートでデータを開きましょう。
ShopifyからエクスポートしたCSVデータはGoogleスプレッドシート対応になっており、スプレッドシートで開くと文字化けを起こさない特徴があります。そのままスプレッドシートでCSVデータの編集を行いShopifyにインポートを行うとスムーズに登録を行えます。
文字化けの原因に、Shopifyデータの文字コードがあります。Shopifyの文字コードは「UTF−8」となっており、日本語のコード「Shift_JIS」を開けないためです。エクセル上でShift_ JISからUTF-8に変更することで文字化けを防ぐことも可能ですが、少し手間がかかります。
Shopifyで使えるCSV関連のおすすめアプリ2選
ここからはShopifyでCSVデータのインポートやエクスポートに活用できる、おすすめのアプリを2つ紹介します。
- Matrixify
- EZ Exporter
Matrixify
「Matrixify」はデータのインポート・エクスポートに特化したアプリです。
Excel形式でデータをエクスポートできるため、文字化け対応時のUTF-8への変換やGoogleスプレッドシートでデータを開く手間が省けます。
また、他のECプラットフォームの注文データをインポート可能でリプレイス時に非常に便利です。Shopifyの標準機能ではエクスポートできない項目や商品コレクション一覧のデータもエクスポートできます。メタフィールドのインポートやエクスポートにも対応しています。
有料・無料合わせて4つのプランが用意されています。
EZ Exporter
「EZ Exporter」は商品データや顧客データ、注文データのエクスポートに特化したアプリです。
必要な項目を選択し、CSVやExcel、テキストなどの形式に合わせてエクスポートができます。メタフィールドのエクスポートも可能です。テンプレートの用意もあり、必要に合わせてのデータ作成を行えます。
プランは、有料のみ3プラン用意されています。
Shopifyでのストア運営を成功させるために
ここまでShopifyのCSVデータインポート・エクスポートについて解説してきました。これからShopifyで新規ストア構築やリプレイスを計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Shopifyストアの運営を成功させるために、まずは必要な機能を絞る要件定義を行いましょう。どのようなストア運営や売上規模を目指すかが決まると、必要な機能を選定しやすくなります。
機能が決まればアプリ選びを進めましょう。Shopifyには8,000を超えるアプリがあり、選定にはかなりの時間を要します。そう簡単にはいきません。
Shopifyのストア構築や運営に精通したパートナー企業へ依頼する
アプリ選びや機能選定が難航する場合は、Shopifyに精通したパートナー企業への依頼検討をおすすめします。
特にShopify Plusパートナーであれば、これまでさまざまなストア構築や運営のサポート実績があります。Shopifyに実績を評価されたパートナー企業のみがShopify Plusパートナーに認定されるので安心して依頼ができます。
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ShopifyでのCSVデータ活用まとめ
この記事ではShopifyでのCSVデータ活用について解説しました。
ShopifyでCSVデータを活用すると、下記3つのデータのインポートやエクスポートが可能です。
- 商品データ
- 注文データ
- 顧客データ
紹介した方法で自力でCSVデータのインポート・エクスポートを行えますが、うまくいかない場合はアプリの導入を検討しましょう。
CSVデータのインポート・エクスポートがどうしてもうまくいかない、ストア開設に間に合わないなどお悩みがありましたら、ぜひ一度TUNAまでお問い合わせください!