ShopifyとLINEの連携は、LINE公式アカウント用いて行います。
LINEは月間利用者数が8,000万人を超えており、アクティブユーザーはそのうち80%と高い数字を誇っています。ストアとLINEを連携すれば、LINEが抱える幅広いユーザー層にアプローチできるのが大きな魅力です。
LINEでの情報メッセージ配信は、メルマガよりも高い開封率を誇っており、活用しない手はありません。
この記事ではLINE連携の方法を詳しく解説し、便利なアプリも紹介します。
LINEを用いてのマーケティングをお考えの方は、ぜひ最後まで読んでください。
ShopifyとLINEを連携する方法
ShopifyとLINEを連携する方法は下記になります。
- 1.LINE公式アカウントを開設
- 2.ShopifyとLINEを連携するアプリを入手する
LINEはいまや、国民的なメッセージアプリとして定着しています。幅広い顧客層をもっており、Shopifyストアと連携すれば顧客との接点が劇的に増えます。集客を行う上で活用しない手はありません。
また、メルマガの開封率は約10〜20%といわれる中、LINEのメッセージ配信の場合約60%と非常に高い開封率を持っている点も魅力です。開封率が高ければ、それだけ成果につながりやすくなります。
それではShopifyとLINEを連携する方法を説明します。
1.LINE公式アカウントを開設
まずはLINE公式アカウントを開設しましょう。
LINE公式アカウントはビジネス用のLINEアカウントで、無料開設も可能です。スマートフォンやPCで簡単に開設できます。
LINEヤフーfor Businessにアクセスし、LINE公式アカウントのページを開くと「LINE公式アカウントをはじめる」のボタンがあるのでクリックします。
LINEの個人アカウントかメールアドレスのいずれかを登録すればLINE公式アカウントが作成でき、管理画面へのログインが完了と同時にアカウント開設も完了です。
LINE公式アカウントのプラン
LINE公式アカウント開設時は自動で無料の「コミュニケーションプラン」が適用されます。
無料のコミュニケーションプランはメッセージが200通までとなっており、200通を超えるメッセージ配信を行う場合は有料プランへの変更が必要です。
有料プランは「ライトプラン」と「スタンダードプラン」の2つがあります。
2.ShopifyとLINEを連携するアプリを入手する
ShopifyはSNSのシェアやアカウントの埋め込みには対応していますが、LINE公式アカウントと連携する機能は用意されていません。
LINE公式アカウントとShopifyストアを連携するためにはアプリの導入が必要です。Shopifyにはさまざまな機能拡張アプリがあり、LINE連携ができるアプリも多くリリースされています。
ShopifyとLINEの連携に役立つアプリ4選
ShopifyとLINEの連携に役立つアプリを4つご紹介します。ぜひ自社に合うアプリ選びの参考にしてください。
- Lipify
- CRM PLUS on LINE
- チャネルトーク
- おみせコネクト
Lipify
「Lipify」は個人に合わせた細かいサービス提供を行えるアプリです。
ユーザーの行動やこれまでの購入履歴、登録情報を元にパーソナライズしたメッセージを配信できます。顧客ひとりひとりと親密なコミュニケーションをとることができるので、リピーターの獲得による売り上げの向上が見込めます。
料金プランは無料含め6プランと、購入や発送完了、カゴ落ち通知をID連携数無制限で送信できる「定額プラン」が用意されています。定額プランは月額15ドルで利用可能です。
CRM PLUS on LINE
「CRM PLUS on LINE」は、日本製のLINE連携アプリです。
配信対象を絞り込んでのメッセージ配信や商品の発送、LINE連携などをトリガーにしたステップ配信、LINEを用いてのカゴ落ちメッセージ送信などに対応できます。ステップ配信については、Shopify Flowと連携すれば、さらに柔軟な自動配信を行えます。
無料プラン含め、7つのプランが用意されています。無料プランでも標準機能を全て使うことができ、利用期間も無制限でどんなアプリかを試しやすくなっています。
チャネルトーク
「チャネルトーク」はWebチャットやチャットボットを駆使してウェブ接客を行えるアプリです。
LINEやメール、InstagramのDMなどで顧客から届いたメッセージを一元管理できます。画面は使いやすく設計されており、日本語サポートが受けられるのも魅力です。
用意されているプランは無料含め全部で6つです。有料プランには14日間の無料体験期間が用意されています。
おみせコネクト
「おみせコネクト」はLINE連携を行い、顧客データを活用したメッセージ配信が簡単にできるアプリです。
購入や消費の発送をトリガーとしたステップ配信やセグメント配信、再入荷通知、カゴ落ちのリマインドなどをLINEで行えます。LINEメッセージ配信の成果を自動分析する機能も搭載されています。
プランは月額料金がかからないフリープランとベーシックプランの2つに、大規模ストア向けプランを合わせた3つのプラン構成です。大規模ストア向けのアドバンストプランの詳細については問い合わせが必要です。ベーシックプランは成果報酬型のプランになっています。
ShopifyとLINEの連携でできる有効な3つのメッセージ配信方法
LINEと連携を行ったら、どんなメッセージ配信を行うと効果的なのかを考える必要があります。具体的な例として、ShopifyとLINEを連携しての有効なメッセージ配信方法3つ紹介します。
- 顧客タグでターゲットを絞れるセグメント配信
- LINEで商品の再入荷通知を配信
- 購入や発送などをきっかけに送れるステップ配信
顧客タグでターゲットを絞れるセグメント配信
Shopifyにある、「顧客タグ機能」を用いて行うメッセージ配信方法です。
顧客を住所や性別、年齢、購入商品などでタグ付けしてセグメント分けを行い、セグメントに合わせたメッセージ配信をLINEで行えます。
- 旧商品を買ってくれた人に改良した商品の発売をLINEメッセージで通知
- 初回購入者や誕生日の顧客にLINEでクーポンを配信
- 実店舗のセール情報を住所で絞ってLINEメッセージで通知
上記のような活用が可能です。
LINEで商品の再入荷通知を配信
ShopifyとLINEを連携すれば、在庫切れなどによる販売機会の損失をカバーするメッセージ配信ができます。在庫切れのタイミングで商品のページにアクセスした顧客や在庫に関する問い合わせがあった顧客に絞って、LINEメッセージで商品再入荷の通知を送信可能です。
また、アプリの中にはカゴ落ち時のリマインドメールを送信する機能を持つものもあります。LINEはメルマガと比べ倍以上の高い開封率があるので、購入機会の損失防止にも効果的です。
購入や発送などをきっかけに送れるステップ配信
LINEには、特定の行動をきっかけにメッセージを配信できる「ステップ配信」という機能があります。
購入後のお礼やレビュー投稿依頼、発送通知などをシナリオ化して送信できます。他にも調味料や食材を購入した顧客を対象に料理レシピを確認できるURLを送信を行う、特定のアパレル商品を購入した顧客に購入商品とコーディネイトしやすい商品を提案するメッセージを配信するといった活用が可能です。
Shopifyストアの売上を最大化させるために
ここまでShopifyとLINEの連携について解説してきました。
ShopifyとLINEを連携すれば、さまざまなシナジー効果が期待できます。LINEがもつ幅広いユーザー層や高いメッセージの開封率を活用しない手はありません。
この記事を読んでくださっている方の中には、これからShopifyでのストア運営やLINE連携を行ってのマーケティングを考えている方も多いのではないでしょうか。
これからShopifyストアの構築や運営をお考えの方は、まず必要な機能を絞る「要件定義」から始めてください。目指すストア運営の形や売上規模が見えてくると、必要な機能も絞りやすくなります。
要件定義が完了したら、必要な機能を導入するアプリ選びです。LINE連携のおすすめアプリを紹介しましたが、Shopifyにはその他にもさまざまな機能を導入できるアプリが8,000種類以上あります。
ぴったりな機能をもつアプリが見つかる可能性もありますが、アプリ選びはかなりの時間や工数が必要です。
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ShopifyとLINEの連携まとめ
この記事では、ShopifyとLINEの連携について解説しました。
ShopifyとLINEを連携する方法は下記になります。
- 1.LINE公式アカウントを開設
- 2.ShopifyとLINEを連携するアプリを入手する
LINEは幅広いユーザー層にアプローチでき、メッセージ開封率も高いため連携すれば非常に優秀なマーケティングツールとして活用できます。特にリピーターの獲得やLTV向上で強みを発揮するのがLINEです。
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