Shopifyで言語の切り替えを行う方法は?多言語化やおすすめの翻訳アプリを紹介

Shopifyで言語の切り替えを行う方法は3つあります。

  • 言語切り替え対応のテーマか確認
  • 管理画面で対応予定の言語を追加
  • 翻訳アプリのインストール

Shopifyは多数の言語や通貨に対応できる、越境ECに強いECプラットフォームです。これから越境ECを展開したい方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、Shopifyストアの言語の切り替え方法や多言語化について、おすすめのアプリ紹介もあわせて解説します。

越境ECや海外展開を考えている方は、ぜひ最後まで読んでください。

Shopifyストアの言語を切り替える方法

Shopify ストアの言語を切り替える方法を3つ紹介します。

もし、複数の言語を使用して販売したい場合はベーシック以上のプラン契約が必須です。ベーシックやスタンダード、プレミアムプランは5ヶ国語、Shopify Plusの場合は20ヶ国語の販売に対応できます。

ストア言語切り替え3つの方法
  • 言語切り替え対応のテーマか確認
  • 管理画面で対応予定の言語を追加
  • 翻訳アプリのインストール

1.言語切り替え対応のテーマか確認

Shopify公式テーマストアで用意されている大体のテーマは、多言語に対応しています。ただ、目的の言語に対応しているかは事前に確認が必要です。できればテーマを選ぶ際に、デザインや機能性の確認と同時に対応言語も合わせて確認することをおすすめします。

もし公式テーマストア外のテーマを利用する場合は、まず多言語対応かの確認を行いましょう。

2.管理画面で対応予定の言語を追加

Shopifyでは管理画面から対応したい言語を追加することができます。

管理画面を開いたら、設定>言語の順に進み、「言語を追加」をクリックします。画面は言語を何も追加していない状態の表示です。何かしらの言語を追加している場合、「言語を追加」のボタンは画面右上に表示されます。

クリック後はポップ画面が表示されます。追加したい言語を選び、右下の「追加」をクリックしましょう。

すると「非公開の言語」のセクションに追加した言語が表示されます。右にある「…」をクリックし公開を選びます。

以上が、管理画面で対応したい言語を追加する方法です。他にも対応したい言語がある場合は、同じように公開までの流れを踏んで追加しましょう。

ただ、管理画面で言語追加を行なっても、商品名や商品説明などは翻訳されません。コンテンツを翻訳する場合はアプリの導入が必要です。

3.翻訳アプリのインストール

管理画面からは言語の追加や設定を行えますが、ストアコンテンツの翻訳までは対応していません。翻訳アプリをインストールすることで対応できます。

Shopifyアプリストアには翻訳アプリが数百種類あります。この後おすすめの翻訳アプリを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Shopifyの多言語化に活用できる翻訳アプリ5選

ここからは、多言語化に役立つ翻訳アプリを5つ紹介します。アプリを用いれば、Liquidのコード編集を行わなくても簡単に言語切り替えを行えます。

おすすめ翻訳アプリ4選
  • LangShop
  • Interlingue
  • Weglot
  • Langify
  • Transcy

LangShop

「LangShop」は241の言語に対応できるアプリです。インストールすれば、簡単に希望の言語に自動翻訳ができます。商品ページやバリエーションはもちろん、コレクション、メタフィールド、ブログ、他社アプリのコンテンツなど、さまざまなページや機能の翻訳が可能で、多言語SEOの最適化にも対応しています。外貨にも対応が可能です。

有料・無料合わせて4つのプランがあり、14日間の無料体験期間が用意されています。

Interlingue

「Interlingue」は、株式会社ミクスローグが開発した日本製の翻訳アプリです。

コンテンツの一括翻訳やページ翻訳、手動翻訳ができます。テーマ内で翻訳したい文字列を検索して翻訳可能で、「DeepL翻訳」にも対応しています。もちろん日本製なので、日本語のサポートが受けられるのも魅力のひとつです。プランは分かりやすく月額9ドルのプランのみとなっており、7日間の無料体験期間が用意されています。

Interlingueの機能
  • 多言語SEO
  • CSVを用いての翻訳データインポート・エクスポート
  • 日本語表示・サポート
  • DeepL 翻訳

Weglot

「Weglot」は、世界中にある数千のEコマースストアで利用されているWebサイト翻訳ソリューションです。

用意されているShopifyアプリは、Shopifyの全テーマ・アプリと互換性があり、簡単で使いやすい仕様になっています。100を超える言語に翻訳が可能で、翻訳ページ専用URLの生成など多言語SEOにも対応できるアプリです。

無料プランを含む7つのプランとなっており、StarterからExtendedまでのプランには10日間の無料体験期間が設けられています。料金プランの詳細はWeglotのホームページからチェック可能です。

Langify

「Langify」は、シンプルな操作で簡単にサイト内言語を多言語に切り替えられる翻訳アプリです。

言語に対応する前と後の状態を確認しながら編集でき、翻訳設定した場所もすぐにわかるようになっています。翻訳言語のSEO対策も自動で行われます。Shopify公式ブログで紹介されているだけあり、レビュー評価も高いです。ただし、翻訳言語の入力は自分で行う必要があり、チェックアウトページと通知は翻訳がされないため注意してください。

プランは月額17.5ドルの有料プランひとつで、7日間の無料体験期間があります。

Langifyの機能
  • 言語選択とカスタマイズ
  • 自動言語検出
  • 言語ごとに複数のドメイン
  • 翻訳データのインポート・エクスポート(CSV、XLIFF、JSON、gettextなどに対応)
  • 画像翻訳サポート

Transcy

「Transcy」は、ストアの言語翻訳と通貨の切り替えに対応した翻訳アプリです。

ページ翻訳や言語セレクターの表示、通貨の切り替え表示、母国語推奨を知らせるポップアップ表示などの機能が利用可能です。設定画面も日本語で利用できます。機能の詳細についてはこちらから確認ができます。

無料・有料含め4つのプランが用意されており、有料プランには7日間の無料体験期間があります。

Shopifyで多言語切り替えに対応する際の注意点

Shopifyでの多言語切り替えに対応する際の注意点が2つあります。

1つ目は、サイト内検索機能が利用できない場合があることです。アプリでShopifyストアの翻訳を行うと、他言語でのサイト内検索がうまく機能しない場合があります。サポートのない言語やAIによる自動翻訳が完璧ではないことが原因となっている可能性が考えられます。

2つ目は、言語ごとにSEO対策を行う必要がある点です。翻訳内容によっては、SEOに影響が出る可能性があります。自動翻訳の場合によくあるわかりにくい不自然な翻訳は、検索エンジンにスパム判定されてしまうケースがあるためです

翻訳アプリには多言語のSEO対策に対応したものもあります。ある程度対策が取れるアプリを選ぶか、越境ECが軌道に乗り始めたら、定期的に自動翻訳の見直しを行うなど対策を行うようにしましょう。

Shopifyで多言語運営を用いて海外展開を成功させるには

ここまで、Shopifyの言語切り替えや多言語化について解説しました。

越境ECを行う場合、欠かせない要素になる多言語化ですが、対応すれば海外顧客の満足度向上にもつながります。また、Shopifyは多言語・多通貨に対応していることから、越境ECに非常に適したECプラットフォームです。

記事を読んでくださっている方の中には、これから越境EC運営を見越してストア構築・運営を行おうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからShopifyでストア構築を行う場合まずは、必要な機能を洗い出す「要件定義」から行ないましょう。ストア運営の方向性や事業規模の目標が定まれば、機能も絞りやすくなります。

要件定義が完了すれば、機能を導入するためのアプリ選びです。多言語化するにしてもどの翻訳アプリを選ぶのか、他の機能はどのアプリで導入するかを考える必要があります。

Shopifyには8,000種類を超えるアプリがあり、選考にはかなりの時間を要します。

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要件定義やアプリ選びが難航する場合は、Shopifyストア構築や運営サポート実績があるパートナー企業への相談や依頼を検討しましょう。

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Shopifyでの言語切り替えまとめ

今回はShopifyでの言語切り替えについて解説しました。

Shopifyで言語の切り替えを行う方法は3つあります。

  • 言語切り替え対応のテーマか確認
  • 管理画面で対応予定の言語を追加
  • 翻訳アプリのインストール

Shopifyは多言語・多通貨、多くの決済方法に対応しており、越境ECに強いECプラットフォームです。翻訳アプリなどを活用し、多言語に対応して海外展開に挑戦すれば新たな販路獲得につながる可能性があります。

もし、越境ECに挑戦したいがどうしたらいいかわからない、海外展開を見越したストア構築がしたいとお考えでしたら、ぜひTUNAまでご相談ください!

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