Shopifyでクーポンを発行する場合、以下の手順を踏む必要があります。
- 「ディスカウントを作成」をクリック
- ディスカウントタイプを選択
- クーポンコードの設定
- クーポンの詳細を設定
クーポンを活用すれば、新規顧客の獲得、客単価アップ、リピート購入の促進など、ECサイトの売上アップの期待が持てます。
ただ、目的や戦略が定まっていない状態でクーポン施策を行うと、最悪の場合売上が下がってしまう危険性があります。
Shopifyストアでクーポンの活用をご検討中の方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
Shopifyでのクーポン発行方法
Shopifyでのクーポン発行手順を解説します。
- 「ディスカウントを作成」をクリック
- ディスカウントタイプを選択
- クーポンコードの設定
- クーポンの詳細を設定
1.「ディスカウントを作成」をクリック
まずは管理画面に入り、左側のメニュー一覧から「ディスカウント」を選びます。次に「ディスカウントを作成」の項目をクリックします。
2.ディスカウントタイプを選択
次に、「ディスカウントタイプを選択」します。ディスカウントタイプは全部で4種類あります。
- 商品の割引金額
- 注文の割引金額
- Xを購入するとYをプレゼント
- 無料配送
詳しい内容は次章で説明します。
3.クーポンコードの設定
続いて「商品の割引金額」の項目で、クーポンコードを設定します。クーポンコード欄にコードを入力すれば設定できます。
わかりやすさを重視するのであれば、任意のコードを入力するといいでしょう。
ユーザーに推測されにくい、複雑なコードを作成したい場合は、入力欄の右にある「生成」をクリックすれば、自動で複雑なコードが生成されます。
4.クーポンの詳細を設定
最後にクーポンの詳細を設定します。設定項目は以下になります。
- ディスカウント率や額の設定
- クーポン対象のユーザーを設定
- 使用制限と有効期限の設定
ディスカウント率や額の設定
商品、注文の割引金額を選んだ場合に、割引率や定額割引の設定を行います。設定時に「値」の項目の選択肢で、「割引率」か「定額」を選ぶことができます。
「Xを購入するとYをプレゼント」を選んだ場合は、Y商品を無料でプレゼントするか、定額割引、もしくは割引率の設定が可能です。
クーポン対象のユーザーを設定
「お客様の資格」の項目で、クーポン対象のユーザーを設定できます。誰でも使用可能もありますし、限られた条件を満たしたユーザーだけが使えるといった設定も可能です。
カゴ落ちユーザーやメルマガ読者、新規顧客、リピーターなど特定のユーザー属性に合わせ、クーポン施策を実施できます。
使用制限と有効期限の設定
使用制限や有効期限も設定しましょう。何も設定しなければ、ユーザーがいつでも無制限にクーポンを利用できてしまいます。
使用制限は「最大ディスカウントを使用する」という項目で設定可能です。クーポンの使用回数を設定できます。
有効期限は「有効期間」の項目で設定しましょう。終了日を設定するを選ぶと、クーポンの失効日を設定できます。
「ディスカウントを保存」をクリックでクーポンの設定は完了です。
Shopifyで発行できる4つのクーポン
Shopifyで発行できる4種類のクーポンを紹介します。
- 割引率に応じた割引クーポン
- 定額割引クーポン
- 送料無料クーポン
- Xを購入するとYをプレゼントクーポン
割引率に応じた割引クーポン
商品や注文額の合計から、割引率に応じた値引きが受けられるクーポンです。「商品Aを20%オフ」にする、「注文の合計額から30%オフ」にするというような設定が可能です。
クーポン発行時に、「値」の項目で「割引率」を選んだ場合に発行ができます。
「最低購入の要件」を活用すれば、一定額以上、もしくは設定したアイテム数以上の購入で割引適用といった設定が可能です。
定額割引クーポン
こちらは、割引率ではなく商品の値段や注文額から「1000円オフ」のような、定額値引きを行いたい場合に発行するクーポンです。
「値」の項目で、「定額」を選ぶと発行できます。
割引率のクーポンと同じように、「最低購入の要件」を活用可能です。
送料無料クーポン
ディスカウントタイプで「無料配送」を選んだ場合に発行できるクーポンです。初回注文や特定期間、一定額以上の購入、特定の国への配送など、送料無料になる条件を設定し、発行ができます。
Xを購入するとYをプレゼントクーポン
商品Xの購入時に、クーポンコードを入力すれば、商品Yを無料、もしくは割引価格で入手可能になるクーポンです。
SNSでのプロモーションや、シーズンセール、初回購入者特典などさまざまなマーケティング施策に利用可能です。
Shopifyのクーポン機能を活かすアプリ
Shopifyでのクーポン発行に活用できるアプリを紹介します。
- Privy
- Cross Sell & Upsell
- Lifter Pop‑Up Window
Privy
「Privy」はShopifyでクーポンの作成と付与ができ、ポップアップで様々なアプローチを行えるアプリです。
ユーザーがカートに商品を放置したままになっている時に、ポップアップやルーレット方式でクーポンを表示する機能があり、カゴ落ち防止に一役買ってくれます。
クーポンをバナーで表示することもでき、メルマガ登録ユーザーへのクーポン配布にも役立ちます。
プランは無料と有料合わせて4種類あり、15日間の無料体験期間が用意されています。
Cross Sell & Upsell
「Cross Sell & Upsell」は、商品をカートに入れた際に、関連商品の一覧表示やおすすめ商品の提示を行えるアプリです。
注文完了ページのカスタマイズも可能で、注文完了時にポップアップでクーポンを表示し、別の商品の購入につなげることもできます。
SNS拡散や公式SNSのフォロー誘導を促す機能もあります。
プランは無料含め4種類で、14日間の無料体験期間が用意されています。
Lifter Pop‑Up Window
「Lifter Pop‑Up Window」は、クラビヨやMailchimpメルマガとの連携ができ、リピーターへのクーポンの配布に役立つアプリです。
ポップアップ表示にも対応しており、表示の頻度、テキストなども自由に設定が可能です。ECサイト訪問時にすぐ、クーポンを表示し、商品購入のアプローチもできます。
タブレットやPC、スマートフォンなど、それぞれのデバイスに合わせて最適な位置にポップアップが表示されるため、どのデバイスでもクーポンのポップアップが見やすい特徴があります。
プランは3種類あり、7日間の無料体験期間も用意されています。
Shopifyのクーポン機能を利用したECサイトの効果的な運用方法!
ECサイトを運用する上でクーポン機能は非常に有用です。
ECサイトでクーポン施策を活用する場合、タイミングが重要になります。効果的なクーポン例を下記に挙げます。
- 既存ユーザーが知り合いに商品やストアを紹介する時に使える紹介クーポン
- カゴ落ちユーザーにクーポンを添付したメールを送付
- リピーター限定クーポン
- まとめて購入やセット購入時に使えるクーポン
そのほかにもクーポン活用の有効な方法はさまざまあります。
ただ、クーポンの施策がECサイトにもたらす効果は、戦略の立て方で変わります。大きな効果が出る場合もあれば、いまいち効果が得られないというケースの発生も考えられます。
クーポンは利益率を一時的に下げて購入を促す施策です。次回以降のリピート購入につなげる必要があります。
クーポンの効果を確認するために、数値計測を行いましょう。クーポン配布の目的に達しているか、どの程度離れているのかを把握するためにも、数値計測は必須です。
「クーポン開封」や「サイト訪問数」、「クーポンの使用数」、「リピート購入につながった数」などの確認を行い、目標に達していない場合は戦略を練り直す必要があります。
とりあえずクーポンを配って集客しようという考えは危険です。思うような売上にならず、最悪の場合には売上が下がる結果を招きます。
もし、クーポン施策で思うような結果が出ず、どうしたらいいのかと悩まれている方はShopifyに精通したパートナー企業への相談を検討しましょう。
なかでも、Shopify Plusパートナーに認定されている企業であれば、ECサイト構築やサポートで積み上げた数多くの実績やノウハウがあります。
ECサイトを構築するために必要なノウハウをつめこんだTUNAの「THE EC缶」を提供する弊社、株式会社リゾートもShopify Plusパートナー認定を受けています。
クーポンを含むマーケティングなど、ECサイト運営に関するさまざまなサポートを提供するための「OPTION缶」の用意もあります。
クーポン施策を最大化させたい、売れるECサイトを構築したいとお考えでしたら、ぜひ一度営業担当までお問い合わせください!
Shopifyでのクーポン発行方法まとめ
Shopifyでのクーポンの発行方法は以下の手順です。
- 「ディスカウントを作成」をクリック
- ディスカウントタイプを選択
- クーポンコードの設定
- クーポンの詳細を設定
クーポンの活用で、新規顧客の獲得や売上の単価アップなど様々な効果を期待できます。
その一方で、ただ配るだけでは売上が下がる事態の発生も考えられるため、明確な目的と戦略を決めた上で、クーポン施策を実施しましょう。
もし、クーポン施策が思うような結果につながっていない場合は、ぜひ一度TUNAまでお問い合わせください!