Shopifyパートナーとは?プログラム概要や収益について解説

「Shopifyパートナー」とは、「Shopifyパートナープログラム」に登録し、ShopifyでECサイトを運営するマーチャントを支援する企業や個人のことを言います。マーチャントのECサイト構築やテーマ・アプリの開発を行い報酬を受け取っています。このShopifyパートナープログラムには誰でも登録することが可能です。

この記事では、Shopifyパートナーに焦点を当て下記内容を解説します。

  1. Shopifyパートナーの種類と報酬
  2. Shopifyパートナーになる方法
  3. Shopifyパートナーの規約について

これからShopifyパートナーへの登録を検討されている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

Shopifyパートナーとは?

Shopifyパートナーとは、ShopifyでのECサイト構築やアプリ・テーマを開発し、ShopifyでEC運用を行うマーチャントをサポートする企業や個人のことを指します。

Shopifyパートナープログラムに登録すれば、誰でもShopifyパートナーになることが可能です。

Shopifyには上位パートナーである「Shopifyエキスパート」や「Shopify Plusパートナー」が存在します。Shopifyから認定されたパートナーのみがなれるもので、認定されれば、スキルや実績の証明になります。

Shopifyパートナープログラムとは?

Shopifyパートナープログラムは、ShopifyパートナーがShopifyマーチャントの事業支援を行うことで、報酬を得られるプログラムです。個人・法人問わず登録できます。

4種類あるShopifyパートナーの種類と収益

Shopifyパートナーは4種類あります。業務内容ごとに分かれており、それぞれの報酬も設定されています。

ストア構築パートナー

ストア構築パートナーは、ShopifyマーチャントのECサイト構築を行うことで、マーチャントが支払う月額利用料金から20%を報酬として受け取れます。Shopify Plus利用のマーチャントのサイト構築の場合は10%になります。他ECプラットフォームからShopifyへのリプレイスをサポートをする場合もストア構築パートナーに当たります。マーチャントのShopify構築ECサイトが稼働している限り継続して報酬を受け取ることが可能です。

テーマデザインパートナー

Shopifyのデザインテンプレートであるテーマを制作し、Shopifyテーマストアでの売上から報酬を得られるパートナーです。HTMLやCSS、JavaScript、Shopifyのテンプレート言語Liquidを用いて開発を行います。

報酬体系は2パターンあります。

  • テーマ売上70%が報酬

テーマの制作から、バグの修正やマーチャントからの問い合わせ対応など、さまざまな責務を負います。Shopifyテーマストアと自社サイトでテーマ販売が可能です。

  • テーマ売上50%が報酬

テーマを制作し、Shopifyテーマストアで販売できます。自社サイトでの販売はできません。テーマに関する問い合わせはShopify側で対応されます。バグ修正はパートナーが対応する必要があります。

アプリ開発パートナー

ShopifyでのECサイト運用に活用できる機能拡張アプリを開発し、Shopify Appストアで販売することで報酬を得られるパートナーです。アプリ販売価格、もしくはサブスクリプション手数料の80%が報酬となります。APIを活用してアプリ開発を行います。全世界のマーチャント向けの公開アプリ、特定のマーチャント向けに独自開発したカスタムアプリの販売が可能です。

Shopifyパートナーになるには?

Shopifyパートナー登録はオンラインでできます。手順は以下の3つです。

  • 公式ページにアクセスしメールアドレスを登録
  • 必要な個人情報を入力
  • アカウント情報を入力

まずはShopifyパートナープログラムの登録ページにアクセスします。メールアドレスを入力し今すぐ登録ボタンをクリックしましょう。

続いてメールアドレス、氏名、パスワードの入力を行い、「Shopify IDを作成する」を選択してください。

最後に「アカウント情報」の入力を完了させ「ダッシュボードを表示」をクリックしましょう。Shopifyパートナー専用の管理画面が表示されます。この管理画面からShopifyパートナーとしての作業を進められます。

Shopifyからの認定が必要な2つの上位パートナー

Shopifyパートナーには、Shopifyの厳正な審査を通過することで認定される2つの上位パートナーがあります。それぞれの特徴について解説します。

  • Shopifyエキスパート
  • Shopify Plusパートナー

Shopifyエキスパート

「Shopifyエキスパート」は、豊富なECサイト構築やサポートの実績・ノウハウを所有しており、公式に認められた企業や個人がなれるパートナーです。

Shopifyエキスパートになると、Shopify Expertsマーケットプレイスへの参加や専用ロゴの使用が認められます。Shopify Expertsマーケットプレイス経由で仕事を受諾したり、専用ロゴで信頼性をアピールすることが可能です。

2023年9月現在、86社がShopifyエキスパート認定を受けています。

Shopify Plusパートナー

「Shopify Plusパートナー」は、エンタープライズ向けのShopify最上位プラン「Shopify Plus」でのサイト構築の実績やノウハウを所有した上で、Shopifyが定めている条件を満たし、厳正な審査を通過したパートナーのことを指します。

Shopify Plusは他のプランに比べて高機能な分、高度な専門知識が必要になります。また情報を得る際に英語表記も多いため、英語力が必要になることもあります。そんな時に頼れるのがこのShopify Plusパートナーです。

2023年9月現在、22社がShopify Plusパートナーに認定されています。

注意するべきShopifyパートナーの規約

Shopifyパートナーには、遵守すべき規約があります。パートナーには簡単になれますが、規約違反でパートナー資格を取り消されてしまうケースが多発しています。規約の中から特に気をつけるべき内容を3つピックアップしました。

Shopifyに関するプレスリリースやメディア発表は承認が必要

Shopifyに関する内容のプレスリリース掲載やメディア発表を行う場合、Shopify Japanに許可を取る申請を行い、承認を受けなければなりません。また、許可をとった場合でも虚偽と疑われたり誤解を招くような表現は規約違反にあたるので注意しましょう。

ドメインやメールアドレスに「Shopify」は使用禁止

サイトドメインやメールアドレスに「Shopify」の文字を入れるのは禁止です。また、開発した商品やサービスの名前に「Shopify」を使用しても規約違反にあたります。

Shopifyのキーワードを用いた検索連動広告は禁止

「Shopify」や「ショッピファイ」のキーワードを使用した検索連動広告の出稿も認められていません。広告の出稿については、規約違反がないか慎重に確認しましょう。

ShopifyでのECサイト構築を成功させるコツ

ここまでShopifyパートナーについて解説してきました。Shopifyパートナーの存在は、ShopifyでのECサイト構築を成功させるためには不可欠な存在です。

自社でECサイト構築を行う場合、まずは必要な機能を絞り込むために要件定義を行う必要があります。物流や配送関連機能、集客、顧客管理、セキュリティなど選定すべき機能は多岐にわたります。

機能が決まったら次は導入するためのアプリ選びです。

Shopifyにはアプリが8,000種類以上あり、これからさらに増えていくことが見込まれています。膨大な量のアプリの中から自社に適したアプリを選ぶには、多角的な情報収集や知識が必要です。海外開発のアプリが多く、英文の読解力が必要な場合もあります。

EC構築や運用、マーケティングで少しでも不安があればパートナーへ相談を

自社ECに必要な機能やアプリの選定には、かなりの時間と工数が必要になります。売れるECサイトの運営を目指したいなら、ShopifyでのEC構築・サポートの実績やノウハウを持つ制作会社への依頼を視野に入れましょう。

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Shopifyパートナーまとめ

ここまで、Shopifyパートナーについて解説してきました。

「Shopifyパートナー」とは、「Shopifyパートナープログラム」に登録し、ShopifyでECサイトを運営するマーチャントを支援する企業や個人のことを言います。Shopifyパートナーの種類は以下の4つです。

  1. ストア構築パートナー
  2. テーマデザインパートナー
  3. アプリ開発パートナー
  4. マーチャント紹介パートナー

Shopifyマーチャントへのさまざまな機能の提供や、ECサイト運営初心者でも売れるECサイトが構築できるサポート体制の提供のためにShopifyパートナープログラムは用意されています。

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