Shopifyでリダイレクトを設定する場合、管理画面のオンラインストア項目にあるメニューから行えます。1件ずつのリダイレクト設定を行うことができ、CSVインポートで一括でリダイレクト設定を行う方法もあります。
ドメインを途中で変更すると、通常ユーザー側にはページ表示ができない旨のメッセージが表示されます。以前のドメインがSNS拡散やメディア紹介されている場合、集客の機会の大きな損失に繋がります。
リダイレクト設定を行っておけば、旧サイトにアクセスしたユーザーも自動的に新サイトに遷移できます。
この記事では、Shopifyでリダイレクト設定を行う方法について解説します。購入機会の損失やSEO対策の面でも重要なので、方法を把握しておいて損はありません。
Shopifyでのリダイレクト設定について知りたい方やドメイン移行を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
Shopifyでリダイレクトを設定する方法
それでは早速、Shopifyでリダイレクト設定を行う方法を解説します。Shopifyでできるリダイレクト方法は2つあります。
- リダイレクトを1つずつ設定する方法
- CSVを用いて一括でリダイレクトを設定する方法
リダイレクトを1つずつ設定する方法
まずは、リダイレクトを1つずつ設定する方法です。
URLリダイレクトにアクセスする方法は2つあります。
1つ目は、管理画面をオンラインストア>メニューの順に進み、右上に表示される「URLリダイレクトを表示」をクリックするとアクセスできます。
2つ目は、検索欄を使用してのアクセスです。管理画面の検索欄に「リダイレクト」と入力し検索すると、「URLリダイレクト」が結果に表示されます。クリックすれば「URLリダイレクト」にアクセス可能です。
いずれかの方法でURLリダイレクトにアクセスしたら、「URLリダイレクトを作成」をクリックしましょう。
URLリダイレクト作成の画面が開いたら、「リダイレクト元」に旧URLを、「リダイレクト先」に新URLを入力します。
入力が終わったら、右下の「リダイレクトを保存」をクリックして完了です。
CSVを用いて一括でリダイレクトを設定する方法
複数のURLのリダイレクト設定を一括で行いたい場合はCSVインポート機能を活用しましょう。
CSVを用いて一括でリダイレクトを設定する方法を解説します。
まずは管理画面からURLリダイレクトの画面にアクセスし、「URLリダイレクトをインポート」をクリックしてください。
すると、「URLリダイレクトをインポート」のポップアップ画面が表示されます。CSVテンプレートのサンプルをクリックしてダウンロードすれば、フォーマットとして活用できます。
テンプレートサンプルをダウンロードしたら、左側に旧URL、右側に新URLを入力しましょう。入力が完了したら、CSVファイルとして保存してください。
先ほどのポップアップ画面に戻り、「ファイルを追加」で保存したURLリダイレクトのCSVファイルを選択します。下部にある「ファイルをアップロード」をクリックして完了です。
Shopifyでも行えるリダイレクトとは
リダイレクトとは、サイトやページのURLを新しく変更した時に、旧URLにアクセスしても自動的に転送できる仕組みのことを言います。
例えば、サイトの旧URLが「https://〇〇〇」から新URLに「https://△△△」に変更したとします。リダイレクト設定を行っておけば、「https://〇〇〇」にアクセスした顧客は自動的に「https://△△△」に遷移し新ページが表示されます。
顧客が新URLを知らなくても、新サイトにアクセスできるため、購入機会の損失を防ぐことにつながる重要な設定です。
リダイレクトの種類
リダイレクトには下記の2つの種類があります。それぞれのリダイレクトについて解説します。
- 301リダイレクト
- 302リダイレクト
301リダイレクト
「301リダイレクト」は別名「Permanent Redirect」と呼ばれており、恒久的・半永久的なリダイレクトを意味します。
検索画面上に表示されるのは、コンテンツ・URL共に新しい転送先のものです。旧URLは検索画面上には表示されなくなります。
Shopifyでのリダイレクト設定は、この「301リダイレクト」の設定です。
302リダイレクト
302リダイレクトは「Temporary Redirect」とも呼ばれる、一時的なリダイレクトのことです。
メンテナンス時や期間限定のキャンペーンで決まった期間だけ転送したい場合に利用できます。検索画面上には、元の古いURLが表示されます。
Shopifyでリダイレクトを行う理由
Shopifyだけでなく、Webサイトでリダイレクトが必要な理由は2つあります。それぞれの理由をみていきましょう。
- ユーザビリティ
- SEO対策
ユーザービリティ
顧客がブックマークからストアにアクセスする場合や訪問しようと考えていた新規の顧客が旧URLをクリックした場合にページがありませんと表示されると、落胆させてしまい購入機会の損失につながってしまいます。
最悪の場合、2度とストアにアクセスしない事態が発生する可能性があります。
SEO対策
リダイレクト設定はSEO対策の面でも重要です。
リダイレクト設定を行なっていないと、URLを変更した際に検索エンジンから別ページと認識されてしまい評価がリセットされます。
リダイレクト設定を行なっていれば、旧サイトでのSEO評価を引き継ぐことができます。
Shopifyでリダイレクトが必要になるシーン
それではリダイレクトが必要になるシーンはどのようなものがあるのでしょうか。大きく分けると下記2つのケースがあります。
- ドメイン変更時
- 商品ページのURL変更時
ドメイン変更時
ECサイトのリニューアルを行うなどで、システムやドメインを変更する場合、正しくリダイレクト設定することが必要です。
設定しておけば、旧サイトにアクセスしたユーザーを新サイトへ遷移させることができ、SEOの評価も引き継げます。
商品ページのURL変更時
商品ページのURLを変更した場合も、忘れずにリダイレクト設定を行いましょう。
商品のカテゴリの見直しなどで、ページのURL変更が必要になるケースが発生することがあります。この様な場合、リダイレクトで元ページと新ページを繋いでおく必要があります。
Shopifyのストア運営を成功に導くために
ここまでShopifyのリダイレクト設定について解説してきました。
Shopifyのリダイレクト設定は管理画面のオンラインストアにあるメニューから行えます。
ドメイン変更を行った場合、購入機会の損失防止やSEO対策を引き継げるという面を考えるとリダイレクト設定は必ず行ったほうがいいでしょう。Shopifyストアを運営する上でも重要です。
ただ、ストア運営を成功に導くためには、ほかに集客やフルフィルメント、販売状況の分析、在庫・顧客情報の管理などさまざまな業務について考える必要があります。
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Shopifyのリダイレクト設定まとめ
この記事では、Shopifyのリダイレクト設定について解説しました。
Shopifyでリダイレクト設定を行う場合は、管理画面のオンラインストアにあるメニューから行えます。1件ずつ、もしくはCSVファイルを活用してまとめての設定が可能です。
リダイレクト設定を行なっていないと、顧客の購入機会の損失やSEO評価のリセットにつながってしまいます。サイトドメインや商品ページのURLの変更があった場合は忘れずに行うようにしましょう。
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