Shopifyのサーバーは安全なのか?セキュリティ面や高機能と言われる理由を解説

Shopifyのサーバーは強固なセキュリティ対策が取られており、安定した稼働を実現しています。また、非常に高性能なサーバーでもあり、稼働率は99.98%と非常に高い数字を誇ります。

ただ、いくら安全と言われても、これからShopifyでのストア運営をするにあたって、サーバーが安全かトラブルがないかをきちんと知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、Shopifyサーバーがどのようなセキュリティ対策をおこなっているか、高性能な理由と合わせて解説します。

Shopifyサーバーの安全性や性能面について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

Shopifyが実施するサーバーのセキュリティ対策

Shopifyのサーバーの安全性は、強固なセキュリティ対策により保たれています。サーバーダウンも滅多に起こりません。

Shopifyが行う主なセキュリティ対策は以下の4つになります。それぞれの対策を見ていきましょう。

Shopifyの主な4つのセキュリティ対策
  • 2段階認証の採用
  • ホワイトハッカーによる24時間の監視体制
  • 常時SSLを標準装備
  • 国際基準であるPCI DSSを取得

2段階認証の採用

Shopifyストアではさまざまな顧客情報を扱っています。そのため、不正アクセスをされると非常に危険です。この不正アクセス防ぐために、Shopifyでは2段階認証が採用されています。

2段階認証はログイン時に使うIDとパスワードに加え、電話番号やメールアドレスに届くSMSで2度の認証を行う方法です。ID、パスワードだけでは、これらの情報が流出した際に不正アクセスが発生する可能性があります。2段階認証の採用により、IDとパスワードが万が一流出しても、2回目の認証があるので不正アクセスの防止につながります。

ホワイトハッカーによる24時間の監視体制

Shopifyでは、サイトの欠陥やバグ、セキュリティ上の問題がないかをホワイトハッカーが24時間体制で監視しています。Shopifyサーバーのセキュリティ監視に参加しているホワイトハッカーは、全世界で3,000人ほどおり、Shopifyはセキュリティに対する投資もおこなっています。

ちなみにホワイトハッカーとは、コンピューターやネットワークに関係する技術や知識を有しており、それらを善良な目的で活用する人たちを指す言葉です。

常時SSLを標準装備

Shopifyでは常時SSLが標準装備されています。

常時SSLとは、ユーザーのログインページや特定のページだけではなく、他のストアページもすべて暗号化することを言います。常時SSLに対応したサイトの証として、サイトURLの頭部分である「http」の表示が「https」に変わります。

常時SSL対策は、データの不正入手や改ざんの防止に効果的です。また、2014年にはGoogleが「すべてのWebサイトが常時SSL対策を行うべきである」と発表しており、常時SSLを導入しているかどうかで検索結果にも影響がでます。

別サイトでは常時SSL化を手動で行わなければいけないこともありますが、Shopifyの場合は標準装備なので手間がかかりません。

国際基準であるPCI DSSを取得

Shopifyは国際的なデータセキュリティ基準である「PCI DSS」のレベル1を所得しています。金融機関と同レベルのセキュリティ体制を整えなければならず、日本国内でも取得している企業が限られる規格です。

具体的には以下の6項目を満たしています。

  • 安全なネットワークの構築と維持
  • 脆弱性管理プログラムの維持
  • 定期的なネットワークの監視やテスト
  • カード保持者のデータ保護
  • 強固なアクセス制御対策
  • 情報セキュリティポリシーの維持

他にも、ISMS認証である「ISO2700」も取得済みです。下記3つの内容も満たしています。

  • 安全性:正しい情報が保存されている
  • 機密性:限られた人しか情報にアクセスできない
  • 可用性:保存された情報が効率よく取り出せる

Shopifyはこのような2つの国際規格を取得し遵守しており、強固なセキュリティ体制を確立しています。安心して利用できるECプラットフォームといえるでしょう。

Shopifyサーバーはスペック面も高性能

Shopifyサーバーはセキュリティ面が強固なだけでなく、スペック面も非常に高性能です。世界中のECサイトの運営者に選ばれるだけの性能を持っています。

Shopifyサーバーが高性能である理由は以下の3つです。

Shopifyサーバーが高性能である3つの理由
  • サーバー稼働率99.98%
  • 1分間で1万件の注文処理が可能
  • WebPに対応しページ表示の高速化を実現

サーバー稼働率99.98%

Shopifyのサーバー稼働率は99.98%と非常に高い数字を誇ります。それだけ正常に稼働しており、サーバー上でエラーなどのトラブルが発生していないことを示しています。もし、サーバーの稼働状況が気になる場合は、「Shopify Status」で確認可能です。

また、前述しましたが、Shopifyのサーバーはホワイトハッカーが24時間365日監視しており、トラブルがもし起こってもすぐに対処できるように体制が整っています。このような体制があり、スムーズなストア運営を行えるというわけです。

1分間で1万件の注文処理が可能

Shopifyはグローバルに展開されており、世界中から注文が殺到しても処理できるように構築されたECプラットフォームです。1分間に1万件の注文を処理できるといわれています。

ブラックフライデーやサイバーマンデーのような短期間に注文数が集中する時でも、Shopifyであればサーバーダウンを起こすことなくスムーズに注文取引を行えます。

WebPに対応しページ表示の高速化を実現

Shopifyは、Googleが開発したWebPファイルに対応しています。

WebPファイルは画質を維持しつつ、ファイルのサイズだけを軽量化できる画像フォーマットです。導入することでページ表示の高速化が見込めます。

特にストアでは、画像を多く設置する必要があり、読みこみが長くかかると顧客の離脱につながりかねません。そのため、Shopifyでは常にパフォーマンスの向上や高速化に取り組んでいます。

Shopifyストアの運営をスムーズに行うために

ここまでShopifyのサーバーについて解説してきました。

Shopifyのサーバーは、ホワイトハッカーによる24時間体制での監視や国際基準であるPCI DSSの取得もあり、強固なセキュリティ対策が取られています。

同時に、サーバー稼働率は99.98%で、1分間で1万件の注文が処理できる高性能なサーバーです。安全でスムーズなストア運営が実現できるプラットフォームといえるでしょう。

この記事を読んでくださっている方の中には、これからShopifyでのストア運営をしようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからShopifyでストア構築を行う場合は、必要な機能を決める「要件定義」から始めましょう。どのようなストア運営を行うか、目指す売上の規模はどれくらいかが決まってくれば、機能も絞り込みやすくなります。

要件定義が完了すれば、次は機能を導入するためのアプリ選びです。Shopifyには8,000種類以上のアプリがあり、選定には多くの時間と工数を要します。

Shopifyストアのサポートに長けたパートナー企業へ依頼

要件定義やアプリ選びが難航する場合や構築で何か心配事がある場合は、Shopifyストアのサポートに長けたパートナー企業へ依頼しましょう。実績にもとづいたノウハウを活用したサポートを受けられます。

特に、Shopifyから実績を高く評価され公式に認定される「Shopify Plus パートナー」であれば、これまでの豊富な実績に裏打ちされた「売れるECサイトをつくるノウハウ」が蓄積されており、多方面でのサポートが可能です。

売れるECストアづくりに必要なノウハウの全てをギュッとひとつにつめ込んだTUNAの「THE EC缶」を提供する弊社、株式会社リゾートはShopify Plusパートナーの認定を受けています。ストア構築後の運営サポートにもさまざまな対応ができるように「OPTION缶」も多数用意しております。

もしご興味をお持ちいただけたなら、ぜひ営業担当までお問い合わせください!

ECプラットフォームの情報を集めたい方へ

ECサイト運営を考えている方の中には、Shopifyだけでなく他のECプラットフォームの情報も合わせて収集したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のためにTUNAでは、無料でダウンロードが可能な資料「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」を用意しております。

Shopify含む10種類のECプラットフォームの独自調査を行い、情報をまとめました。それぞれのプラットフォームの情報や特徴をわかりやすく掲載しています。

それだけでなく、カオスマップや機能比較表も用意しており、情報収集ツールとしてはもちろん、ECプラットフォームを選ぶ判断材料のひとつとして活用していただけます。

ぜひ「徹底比較!ECサイトプラットフォームカオスマップ」をダウンロードして、ECプラットフォーム選定にご活用ください!

Shopifyサーバーの安全性まとめ

この記事では、Shopifyのサーバーについて解説しました。

Shopifyサーバーのセキュリティは非常に強固な対策が取られています。根拠は下記の4点です。

  • 2段階認証の採用
  • ホワイトハッカーによる24時間監視体制
  • 常時SSLを標準装備
  • 国際基準であるPCI DSSを取得

また、稼働率は99.98%と高い数字を誇り、1分間に1万件の注文処理ができる非常に高性能なサーバーでもあります。セールなどで注文が殺到しても、そう簡単にサーバーダウンするようなサーバーではありません。

ストアを運営する上でも非常に安心できる環境が整っているといえるでしょう。

これからShopifyストアの構築・運営を行う上で何か心配ごとがありましたら、ぜひTUNAまでお問い合わせください!